142)リピーターについて考える話 ─その2─

以前お話したと思うんですが、うちの近くにあった法務局の出張所が潰れてしまったので、定款等をもらいに行くのには、バイクで約4、50分かけて嵯峨野というところの法務局まで行かなければいけません。

マジで何とかしてほしいんですけど、何ともならない世の中です。

で、昨日は、隣で仕事しているマモーさんと一緒にその法務局まで行き、帰りに彼のクライアントさんのお店「真心(しんじん)」というお蕎麦やさんでお昼御飯を食べました。

ぷりっぷりの天ざるが美味しいわけですが、+200円で「そばちょこパフェ」っていう小さなデザートを注文できます(ちょこってのは「お猪口」のことね)。

これがまた逸品でして、かかってる蜂蜜はそばの花の蜂蜜で、黒蜜のような濃さと少し苦みのある甘さ(初めて食べた)。白玉はそば粉で作ったもので、普通の白玉より遥かにくにゅくにゅ感の高いもの(これまた初めて)。

別に宣伝ってわけでもないですが、お近くの方は是非とも足を運んでくださいませ。

手打蕎麦 真心
京都市西京区上桂森下町1-68(075-394-1878)
11:30〜15:00/17:00〜21:00
日曜日定休/P2台

そんな、久しぶりに蕎麦を食べた清水です。ハロニチワ。

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さて、この前の続きで、ちょっと考察。手作り市等のイベントに関するリピーターについて。

そうなんですよ。

最近、レポとかレポとかレポとか実験とかばっかり書いてて、こういう「考察系」の日記がなかったんですよねぇ。

アレだな。もっと色々と考えて、考えたことをココに書いて意見をもらうべきだな。

というわけで先日、リピーター率90%以上の東京ディスニーランド(以下TDL)のやり方のうち、グラ猫でも活用できそうな3つを挙げてみました。

・非日常的な空間の創造
・商品の陳腐化の防止
・接客力を高める工夫

どうしていけば、これらをグラ猫に活用できるか考えてみたいと思います。

非日常的な空間の創造

TDLでは、「夢と魔法の国」というテーマをかかげ、、入場者が日常生活を忘れて楽しめるような工夫がされてるらしいわけですよ。

例えば、園内と園外を視覚的に完全に遮断して外を見せないようにするとか(外からも見えないらしい)、荷物運搬と従業員用の地下通路が600メートルあるとか、園内を清潔にする徹底さ、日本的情景の完全排除などなどがあるんです。

グラフィティ★キャットの場合、「非日常的空間」とはいかないまでも、手作り市に関しては他の出店者さん達と比べて、ブース・商品ともにかなり異質な存在だと思います。

せっかくの異質さを利用しない手はないわけでして、「商品を手に取りやすい展示」という基本を失わずに、ブースを今以上に「かわかっこよく」仕上げることで、訪れたお客様に対してセンスの良さをアピールし、

お店がかわかっこいい→楽しい気分になる

という変遷を経て、そしてさらに気持ちの奥深くに突き進むと

「私はこんな派手なお店で商品を買ってるのよ、えへへ」

という優越感に浸らせることはできないでしょうか・・・と、考えるわけです(これ、色々と言葉を考えたんですけど、「優越感」てのが一番しっくりくると思うんです)。

いや、わかんないんですよ。わかんないですけど、少なくともボクだったら思うかなぁって考えたんですよねぇ。

ただし、この時点では来店促進の要素にとどまるだけですので、この状態を常にキープすることが、リピーターに繋がるんじゃないかと思います。

グラ猫の場合は知名度もありませんし、当然「商品ありき」のお店ですので、外観だけでそれほど変わるとも思えませんが、それでもロックなアイテムをナチュラル系店舗っぽいお店で販売してても、なんか売れないとは思うんですよ。

ボク達のブースは、(安定した形で)「わかかっこよさ」をアピールできる余地がまだまだあると思うので、そのへんのことを今後考えていきたいと思います。

商品の陳腐化の防止

TDLの場合、毎年ほぼ1つのアトラクションが追加されており、園内やホテルでは数ヶ月単位でさまざまなイベントが企画されているようです。さらには、前回のコメントで元清さんがおっしゃってましたが、隠しイベントも存在するらしいですねぇ。

琥珀さんによると、以前テレビでやってたらしいのですが(清水はテレビをほぼ見ないため、こういう情報にはホントに疎い)、暑い日なんか、スタッフの人が水を撒くらしいんですけど、そういう時、その撒かれた水の模様がミッキーマウスのシルエットだとか、そういう細かな隠しイベントが多いようなんですね。

そして、こうした隠しイベントらしきものが存在するって事を「ユーザが知っている」というのが、一つの手なのだと思います。

確かに「どんな商品も消費者から飽きられる」ってのを前提に考えると、お客様を飽きさせない工夫が一番直接的にリピータに繋がるわけですよ。

そりゃそうです。

例えば、ある人が手作り市に来て、初めてグラ猫のTシャツを買って下さいました。

んで、よっぽど気に入ったのか、翌月もグラ猫ブースに来て下さいました。

ところが、その場に一切新しい商品がなかったらどうでしょう?そりゃ

「んー、先月見たものと同じのばっかだし、別に買うこともないね」

って感じなり、これが続くとリピート率は下がっちゃうわけです。

毎月同じお客様が来て下さることを前提に考えることもないとは思いますが、それでも「並んでるアイテムが前回と一緒じゃん」って状態は避けたほうがいいと思います。

グラ猫の場合、手作り市では「Tシャツ」と「雑貨系」の2本柱ですので、例えば、奇数月にはTシャツの新作を出す、偶数月には雑貨の新作を出す、数ヶ月ごとに何か目新しい企画を用意するなどが必要になるんじゃないかと思います。

よーっし!清水は、毎月いくつかレトロ風木製看板を作るぜ!

・・・・心が折れそうだけど。

接客力を高める工夫

TDLでは、レジャー向けの接客を追求した結果、従業員を1キャストに見立てて、各自が「来園者を楽しませる役割」を担っており、顧客第一の意識が従業員に教育されているらしいです(さっきの「水撒き」の話もこれに該当すると思います)。

ふむ。これは大切だと思いますよ。

例えば「初めて訪れた店舗では、その第一回目の来店の体験で、その店やブランドの印象を決めてしまう傾向にある」らしいので、グラ猫の場合、約80%が再来店をしていないと考えると、この第一回目の体験が非常に重要となると思います。

ボク達は物販業ですので、最終的には「売る方向」に行き着くわけですが、あくまで最終的でいいと思うんですよ。

つまり、来店してくださったお客様に対してどのくらい楽しませるトークができるか、次回来店に続くような「記憶に残る接客」ができるかどうかって感じなんだと思います。

いくつか例を出してみましょう。

例えばカル。この人はよく手作り市に行きます。

んで、あるお店で何度か買い物をしてたりしますが、数回来店しているにもかかわらず、いつ行っても「初めてのような接客で、同じような商品アピールを繰り返し聞かされる」とぼやいておりました。

言葉を返せば「店主の商品に対する思い入れがスゴイ」のかもしれませんが、買い手を見てないとも言い切れるし、財布しか見てないとも言えるような気がします。

ぶっちゃけボクらも、あまりトークをしなかったお客様の場合、2回目の来店時でも忘れちゃってることが時々あります。

が、ボクらの場合、販売記録を付けてますので、大抵は話の途中で思い出して「あー、あのときの・・・」って感じになります。

まだまだ来店者数も少ないわけですから、もっともっと、お客様の顔を覚える工夫をしていかなければいけませんねぇ。

また清水の場合では、よく行くキャバクラ(最近は行ってない←ここ強調、誰か連れてって)何かでもそうです。

例えば「指名」で行った場合でも、当然、他の女の子が付いたりする時間帯があるんですけど、そういう子達が「あー、お客さん、前も付きましたねー」とかって言ってくれると嬉しく思いますし、よーっし、次、指名しちゃうぜ!みたいな事になることもあります。

逆に、自分が覚えてるのに「あれ?そうだっけ?」とかって言われると、非常に寂しくなります。

接客は、結局のところ「人と人」との出来事ですので、こういう点は「もてなす」という意味で大切だなぁと思います。

身近な業界だと、伝統的に美容室ってのがその方面で強いらしいので、きちんと学んでいきたいと思います。

まぁ、ダラダラと少し長くなってきたので、今日はこのへんで。

明日は長岡京出店!がんばるぜー!

◆ 今後の手作り市出店予定 ◆
日時 会場 主催とか
8月20日(木) バンビオ広場
JR長岡京駅前
青空個展市
8月22日(土) つかしん 神戸「手づくり市」
9月5日(土)
9月6日(日)
学園都市
ユニバードーム
神戸「手づくり市」
9月13日(日) ダイエー桂南店 青空個展市
9月18日(金)
(予定)
バンビオ広場
JR長岡京駅前
青空個展市
9月26日(日) ATC OSAKA アート&
てづくりバザール
10月4日(日) 長岡天満宮 長岡京ソングライン
11月2日(月)
(予定)
バンビオ広場
JR長岡京駅前
ガラシャ祭り
バンビオ手作り市
11月8日(日)
(予定)
勝竜寺城前
グランド
ガラシャ祭り
青空個展市

まぁ、そんなとこ。(元祖)

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コメント

  1. VIQ より:

    先生!
    「非日常〜」の最後の赤文字
    「わかかっこよく」になってますよ
    おっちゃん言われた事の潜在的ダメージの大きさですかね

  2. 匿名 より:

    ◆VI9さん
    むむ?
    これはアレです。
    上様とかの息子を、家臣は「若」とかって言うじゃないですか。
    つまり、戒めの言葉として

    「若!かっこよく(生きてください)」

    という意味なのですよ。

    ・・・・誤字でしみません。潜在的に「おっちゃんショック」があったのかもしれません。とほほ。

  3. やまもとっす より:

    京都のキャバいきたいっすねー

    連れてってくださいよー

    ちなみにユーザー紹介みたいなんしたらどんなでしょ?
    あ、ただの思いつきです

  4. 竹中 より:

    キャバクラ…
    それは僕の知らない世界である。

  5. しみかず より:

    ■やまもとさん
    京都のキャバー。まぁ、ホントはそろそろ卒業しなきゃいけない年なんでしょうけどねぇ。
    それよりボクは広島のキャバのほうが気になりますよ。是非一度行ってみたいね。

    ユーザ紹介、まぁ、個人情報が載るのは問題なのでできませんが、実はそれっぽいのを前回の盆マルシェからやってみてるんですよ。
    次回更新時に掲載してみようかとは思ってるので、また意見等をお聞かせくださいませ。ペコリン

    ■ぬまん
    ですな。一度一緒に行こう行こうとは思ってるけど、どうもにタイミングが悪いっていうか、機会がないですなぁ。

    まぁ、今度広島のキャバに行こうぜ〜!

  6. 匿名 より:

    こむばんはー。
    V19さんのコメントをみてパチスロ北斗の拳ではラオウがケンシロウに「うぬの力では、」と何語かわからん言葉を使ってるの思い出しました;;

    ブログを拝見して浸みさんは色々考えてるんだなといつも感心しちゃいます。
    もうかなり方向性と目標が固まってあり充分ユーザーさんに伝わる所まで行ってると思います。(君は何さま?ってのなしでお願いします;;)
    後は実行あるのみだと思うんですがここからが本当に大変なところですよね;-;
    ほんと頑張って下しあ;-;陰ながら応援しておりまふ;
    接客力を固める工夫の所なんですが書いてある通りだと思います。
    私自身が資格を取るためなんですが半年くらい前に接遇マナーの講義を受けました。
    第一印象が80%位を占めてしまうらしんですが失敗しても悲観することなくそこを補正するということを学びました。
    全部ほんと聞いても基本的なことだったんですけどね;-;
    ある有名な接遇マナーの講師の方は、その人が講義をすると100%業績が上がってるそうです。その人自身がブランドになり結果が付いてきたんでしょうけど結局の所ブランドを売り出す=自分を売り出すって事なので大きく関係してくると思うんで基本的なことはできて当たり前を思い実行して自分に足りないものを考えるのがいいそうですよ。
    誰にでも簡単にできることなんですが挨拶が違うのが効果的だそうです。「いらしゃいませ!」じゃなくてその人の場合は「ようこそお越しくださいました!」らしいです。
    ちょっと何書いてるかわけわかめになってきたんでこの辺でにげまふ;-;
    そりでは;-;

  7. しみかず より:

    ◆名無しのもこもこさん
    何語かわからん言葉しゃべっててしみません。

    そうなんですよねぇ。考えるのは時間とインスピさえあればできる感がありますが、さて実行ってことになるとなかなか・・・。
    こういうの書いてても、結局半分くらいしか実行できてないのが現状です。
    そこはほれ、みんながですね、頼りない清水をフォロしてくれることを期待する次第です。

    接遇マナー講座、なるほどでございます(恥ずかしながら「接遇」という言葉は初めて知りました)。
    確かTDLでも「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」的な挨拶だったと、どこかに書いてた気がします。さしずめグラ猫だと「まいど!」くらいでしょうか。
    でも、もこもこさんの受けた「補正レクチャー」ってのも気になりますねぇ。また機会があれば是非とも教えていただきたく思います。

    うちも「いもうとありき」のブランドですので、いもうと自身を売り出すことが大切なんですが、それがなかなか難しいんですよねぇ。
    自分の日記で「いもうと、すげー!」を連呼すると、普通にキモッ!とかって思われますし、かといって「俺が!俺が!」状態になると、ブランド立ち上げをサポする意味もなくなりますし・・・。そのへんのさじ加減ですよねぇ。

    まだまだ自分自身に足らない箇所に気が付かない清水だと思うので、よろしくサポートしてくださいませ。

  8. Ramu より:

    きゃばくらは大人の世界です・・・

  9. しみかず より:

    ◆Ramuくん
    うん、たとえキャバのねーちゃんが女子大生だろうと、男は社会人になってから行きましょう。

  10. Ramu より:

    だいじょぶです。
    そんなお金があるならグラ猫に…笑

  11. しみかず より:

    ◆Ramuくん
    そりゃそうだ。

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