新刊書紹介『王権の確立と授受』

『王権の確立と授受』ー唐・古代チベット帝国(吐蕃)・南詔国を中心としてー 汲古書院 [汲古叢書54] 平成15年7月 ISBN4-7629-2553-5

南詔国というのはビルマから北東ちょうどチベットからベトナム方面に抜ける路筋にある軍事的には古来要衝の地で、ずっと後にはモンゴル帝国が南宋を攻める時にも重要な拠点だったと聞いています。

王権の確立と授受

本書が扱うのはそれよりもずーと前の吐蕃時代のことで、古代チベット語で記された碑文などを比定しながら唐の支配から吐蕃の支配へ、そしてまた唐の支配へというこの地の変遷を敦煌チベット語文書や『旧唐書』、「南詔徳化碑」等を使って考察したものです。

大原さんは現代中国語やチベット語が堪能な人で、以前北京ではずいぶんとお世話になりました。

この本は関西大学に提出された博士論文を元に加筆して出版されたものです。

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