最近届いた学術書を紹介しておきます。
Tom Tillemans, SCRIPTURE, LOGIC, LANGUAGE, Essays on Dharmakirti and his Tibetan Successors, Wisdom Publications, Boston, 1999.
著者の Tom Tillemans 博士はハーンの昔からの(もう30年になります)大の親友で、今はスイスのローザンヌ大学で仏教やチベット語を教授している人物。ハーンとは学問上の師匠も一緒です。
チベット論理学派に関するいくつかの論文をまとめて新しい本を出版しました。御目出たう。パチパチ。
「Essays on Dharmakirti and his Tibetan Successors」はアマゾンで販売しています。
Tenzin Namdak, Yasuhiko Nagano and Musashi Tachikawa (ed.), MANDALAS OF THEBON RELIGION, Bon Studies 1, Senri Ethnological Reports 12, National Museum of Ethnology, Osaka, 2000.
チベットモンゴル文化地域の中のかなり広い地域で信仰されているボン教の曼荼羅がきれいな写真複製で出版されています。テキスタイル関係に興味を持つ人は一度眺めてみては?けど学術書ですから・・・念の為。
すべての曼荼羅はボン教のカンギュル(お経の全集)に対応する儀規書(瞑想の手順を説明した本)にきっちり基づいて描かれているので勝手にインスピレーションで描いたイラストとは違うのです。
「MANDALAS OF THEBON RELIGION」はアマゾンで販売しています。
Helmut Eimer, THE EARLY MUSTANG KANJUR CATALOGUE, Wiener Studien zur Tibetologie und Buddhismuskunde, Heft 45, Universitat Wien, Wien, 1999.
チベット仏教のお経やその解説書の全集はカンギュルと呼ばれているのですが、歴史上なんども手書きコピーされたり版画の手法で印刷されたりして出版されてきました。その出版の歴史を追い続けて研究してきたのが著者の Helmut Eimer 先生です。
今回は古い目録を整理して読みやすい形で出版されました。その方面の学問をしている人には重要な資料です。けどあんまり読んで面白い本ではありません。(あたりまえか?)


