モンゴル関係の書籍を3冊、ご紹介致します。
国立民族学博物館調査報告30『青海省モンゴル族民俗文化における資料とその解釈』(蒙文)、薩仁格日勒・小長谷有紀共著(国立民族学博物館, 2002)ISBN 4-901906-99-3
ぎょぎょ、なんだこの出版は?
日本の国立機関の出版で本の背文字まで蒙古字のものなんか今まで見たことないぞ?!
中身はよくは読めないが、青海省に住むモンゴル族の生活が紹介されてます。写真の中にイスラム系のモンゴル系チベット婦人の姿があったのに興味が湧きました。
まあ、ようするに青海省という行政区分が、中国語を通して受け取られる一般のイメージとは全くかけ離れているいることは分かります。
こんなところに漢人労働者を大量に送り込んでどうするんだ?
『青海省モンゴル族民俗文化における資料とその解釈』はアマゾンで販売しています。
『現代日本語モンゴル語辞典』、橋本勝・エルデネプレブジャブ共著(春風社, 2001)ISBN4-921146-33-0
モンゴル語の辞書はどれも古くてとっても使いにくかったのですが、やっと普通サイズの辞書が出ました。見出し語が 18,500 語ということは、十分に現代生活が表現できます。
けど、いつになったら、蒙古字の復活ができるのでしょうね。文字なんてまあ本質ではないですけど。
『現代日本語モンゴル語辞典』はアマゾンで販売しています。
大正大学綜合佛教研究所叢書8(『モンゴル仏教史』研究[一])ISBN4-931117-61-9、大正大学綜合佛教研究所モンゴル佛典研究会編(ノンブル社, 2002)
昔々学生の頃、橋本光寶師の『蒙古喇嘛教史』(原文チベット語)の本を古本屋で見つけて買って何か妙に嬉しくてたまらなかった記憶があります。
今回の出版は同書のモンゴル文からの訳で、原文のローマナイズとの対訳でチベット語原文との比較も注記され、後半は写真版で手書き写本がそのまま確認出来るように出版されてます。
モンゴルチベット交渉史の基本的資料として重要な出版です。
