新刊書紹介『(チベット文学の現在)ティメー・クンデンを探して』

ペマ・ツェテン『(チベット文学の現在)ティメー・クンデンを探して』チベット文学研究会編、星泉・大川謙作訳/勉誠出版/2013年12月刊/本体3,000円(+税)(ISBN978-4-585-29063-6 C0097)
ペマ・ツェテン『(チベット文学の現在)ティメー・クンデンを探して』

映画監督でもあり小説家でもあるペマ・ツェテンさんの作品集が翻訳されて出版されました。

同級生が突然高僧の転生と認定された少年の物語「ウゲンの歯」、羊飼いの少年とアメリカ人の出会いを描く「八匹の羊」、訳者を探す旅に出た映画監督の放浪劇「ティメー・クンデンを探して」など、11作品が入っています。

彼は漢語でも小説を書いていますが、チベット語で書く時はやっぱりテーマからしてチベット的、そして現代の青海に住むチベット人の心の中を丁寧に描いています。

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