学術書紹介「Catalogue of Tibetan Manuscripts and Xylographs」

Hartmut buescher and Tarab Tulku (ed.), Catalogue of Tibetan Manuscripts and Xylographs , Volume one & Two, Curzon, Det Kongelige Bibliotek, Copenhagen, 2000.

デンマーク王立図書館所蔵のチベット語文献目録が出版されました。

Catalogue of Tibetan Manuscripts and Xylographs

2巻合わせて1049頁という大部なもので、全部で1812タイトルの書誌情報を収めています。ざっと見たところ、写本も版本も貴重なものが多く含まれ、蒐集者の力量が分かります。

もっとも興味があるのはその分類方法です。

チベット語文献の分類法は以前アメリカのキャベゾン博士とロジャー・ジャクソン博士とによる研究と提唱があった (Introduction for TIBETAN LITERATURE Studies in Genre, Snow Lion publication, 1996) のですが、今回の分類を見ると、それとは少々違います。

もちろん所蔵されている文献しか分類していないのですから目的が違うと言えばそれまでなのですが、文献の並べ方にさすがと唸らせるような博識と、そして第IX章や第X章には実際にこれらの文献類を使って生活をした修行者の眼が垣間見れます。このあたりは Tarab Tulku の意見なのでしょう。

新刊書紹介にしては少々長過ぎるのでしょうが、内容分類を勝手に書き出してみます。

  1. Canonical Texts (1-224)
  2. Apocryphal Texts (225-320)
  3. Vinaya,etc. (321-359)
  4. Texts of Historiographic Relevance (360-457)
  5. Science and Arts (458-562)
  6. Literature and Philosophy (563-731)
  7. Spiritual Practices and Liberating Techniques (732-1081)
  8. Mani bka’bum (1082-1084)
  9. Prayers (1085-1189)
  10. Rituals (1190-1730)
  11. Miscellaneous Opuscula (1731-1740)
  12. Diverse Matters (1741-1753)
  13. Catalogues/ Indices/ Tables of Contents (1754-1811)

付録として他のコレクションとの対照表や各種の索引等が収められています。

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