51)縫製工場で何を聞こうかと考えてる話

これ「上方名物 たこ焼風ラムネ ソース風味」です。先日、千葉のお友達がうちに来たときに、どこぞのSAで買ってきてくれたお土産です。

彼曰く「恐ろしくマズいよ。飲むのに何分もかかった。ソース飲んでる感じ。」

とかって言ってました。

ボクは「まさかぁ。言い過ぎでしょ。」って感じだったんですけど、飲んでみて、彼が事実しか語ってない事に気が付いた清水です。ハロニチワ。もし飲まれる方がいらっしゃいましたら気を付けてください。

前回言いましたように、来週くらいに縫製工場へお話しに行きます。何話そうかなぁって思ってるんですけど、まぁ、あとは流れに乗ってって感じで結構楽天的に考えてます。

しかし、前もって準備出来るに越したことはありませんので、今日はブログを書きながら色々と考えてみることにしましょう。

まずは、先日の業界関係者との飲み会で知ったことも含め、このアパレル業界の常識らしいことをいくつか見てみて、それに合わせてうちのことを考えてみたいと思います。

印刷代金について

アパレル業界では「定価」や「メーカー希望小売価格」のことを「上代」と言います。他にどの業界でこんな言葉を使ってるかは知りませんが、アパレル業界では上代です。

メーカー側が定価(「上代」って言葉を使うと慣れてないボクが間違えそうなので「定価」って言葉を使用します)を決め、平均的にはその45〜60%くらいでお店さんに卸すらしいです。

卸の価格に幅があるのは、メーカーとお店の力関係によるものらしいです。また、買い取りか委託かでも差がでるようで、小売業務どころか営業すらしたことのない清水には、この微妙な力関係がよくわかりません。慣れの問題ですかねぇ。

またアパレル業界では、商品の生産価格を定価の30%に抑えることにしています。「製造原価」になるんですか?これ。

つまり、卸価格から製造原価を引いた定価の15%〜30%がざっとした利益(「粗利」って言うんですか?)になるわけです。

この数字の中で、会社にプールされる利益はもちろんのこと、人件費だったり、家賃だったり、水道光熱費なり、交通費なりの経費を支払わなきゃいけないわけです。

よくわかんないですけど、何か少なく感じます・・・・・・・?ん??どうなの?

例えば定価で5,000円のTシャツがあるとします。こいつを1,000枚作ったとしましょう。

1,000枚全部を50%で卸したとして、5,000円×0.2×1,000枚=100万円か。

あれ、結構多いな。1,000枚ってのがおかしいのかな。

じゃ、現実に即して考えてみましょう。つまりボクたち。

今回、とりあえず作ってみようと思うのは、3〜4種類程度。

1〜2種類は定番的なもので印刷も控えめ。残り2種類は少し印刷箇所を増やしたもの。

前者の定番的なものは、高くても定価4,000円以下に抑えたいわけです。新興ブランドで4,000円超えると売るのが難しそうですからねぇ。

じゃ、それを税抜3,800円(税込3,990円)で計算していきましょう。

基本はネット販売ですが、仮に知り合い10店舗が10枚ずつ仕入れてくれるとします。

まず、製造原価が定価の30%ですので、1,140円、50%買い取りで卸したとして1,900円、すると、うちの粗利が(1,900円-1,140円)×10×10=76,000円かぁ。

うーん、高いのか安いのかわかんない!

想定枚数が少ないんだろうねぇ。しょうがないけど。

そもそも、原価を1,140円で抑えるには、一体何枚作れば良いのでしょう?これが一番重要です。

一般的には、「最初は枚数抑えて作って、確実に利益を出していったほうがいいんじゃない?」って意見を聞きます。まぁ、ボクも概ね賛成ではありますが、ただ、ある程度の条件である程度の枚数を作ってしまい、「あとは売るだけなんだから売ることを考えようぜ!」ってのもアリかとは思うんですよね。冒険的ではあるんだけど、何か切羽詰まってイイ感じというか、性に合ってるっていうか・・・・ちょっとマゾ入ってる!?

こちらの条件(希望製造原価)を提示して生産枚数を決めるのは、絶対しなきゃいけないことですな。

こういう風に↑工場側に聞くことで、版代がいくらだとか、プリント費用がいくらだとか、そういうことを一々考えなくてもすみそうです。こうなったら相手さんを信じてしまえ!って感じかな。

定番以外のものは印刷箇所も多く、2色使いそうなので、ちょっと定価が上がりそうです。こっちは、工場側と相談して値段を決めたいと思います。

とは言っても、準備できる資金が限られてるからなぁ。大丈夫かなぁ。

納入方法について

これも大切なんですよ。うん。

前回、プリントTシャツを注文したとき、プリントされたTシャツがそのまま段ボールに入ってるだけの形態で納入されてきました。

まぁ、一般的にこういうもんかもしれませんが、これを手作業でたたんで袋に詰めるの、結構大変なんですよねー。大きさがまちまちになるし。

ですので、できれば工場側のオプションとして行っていただきたいわけですよ(そういうサービスがあれば)。

ただしこうなると、アレです。襟とかについてるブランドタグが問題になります。

最初は一般的なタグにしようかと思って考えてたんですけど、印刷でもいいかなぁって思ってるんですよ。襟(えり)部分にブランドイメージを印刷するってことね。

継続的に使うことを前提にして、値段が安い方かなぁ。

で、仮に襟タグをプリントにした場合、商品に紐とかでくっつける紙タグをどこに付けるかが問題になります。まぁ、「問題になる」っていうよりも、洗濯タグにしか付けるところがなくなっちゃうわけです。

この洗濯タグってのは、多くのTシャツの場合、シャツの裾(すそ)の部分に付いてるかと思いますが、もしコレに紙タグを付ける場合、袋詰めされたものを一度開けて、さらにたたんであるシャツを広げて、再びたたんで袋に入れ直すという、何とも意味のない作業をしなくてはいけないんですよね。

って、ダラダラ書いてますが、決めた。

紙タグは諦めよう。通販の場合は紙タグなしにします。で、卸した場合のみ紙タグを付けることにして(店頭販売する際は、当然袋から出すでしょうから)、別で渡せるように準備します。

自己完結、ありがとう!

とりあえず納入方法は上記前提として、ブランドタグは、一般的なタグにするかプリントにするかは値段で決めたいと思います。

長くなってきたので、今日はまぁ、そんなとこ。

コメント

  1. maimai より:

    きっと何か大事な事(出費)を忘れてて、
    あっぁぁぁぁぁぁっぁ、それもあったぁあぁ!
    って感じでちょっぴり損しました的な、
    身を削って勉強みたいな感じにならないか
    ハラハラドキドキしながら読んでいます。

    はじめてってちょっと怖いよね♪
    大丈夫、痛くしないから…みたいな。

  2. しみかず より:

    そうそう。ボクもそれあるかと思って、準備できる資金の2割程度は残しておくつもりです。
    さすがによく見てらっしゃる!またアドバイスよろちくでございます。

    初めては痛いので、覚悟の上です。

    あ・・でも、痛くないに越したことはないです。

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