昨日、一昨日と暖かかったせいか、この事務所で2匹の羽虫を見ました。
や、やばい・・・。
今後のことを想像すると、早く対処策を見いださないとダメだなぁと思ってる清水です。ハロニチワ。
はふー。
———————–
さて今日も字ばっかりで前回の続き。
ググった結果の2番目の記事を見て、グラ猫との比較検討をしてみたいと思います。
・Appleが熱狂的信者を作るために使った12のブランド戦略(Gigazine / 2007-9-15)
こちらは約4年半前の記事になりますが、そのタイトルの通り、Appleが熱狂的な信者を作るために使った12のブランド戦略というものの解説です。
具体的に挙げられている項目は、
- Appleのためだけの店を作った
- 完全な解決策の提供
- Mac使いはカッコイイというイメージ
- 様々な価格帯の製品展開
- 乗り換えを困難にする
- 各種メディアの絶好のネタになる
- 教育機関への販売
- わかりやすい製品を提供する
- 不愉快な部分は外部に丸投げ
- 一貫性
- 革新的な使い方の提案
- 魅力的であること
の12です。
さてさて、1つずつ見ていきますか。
1)Appleのためだけの店を作った
現在世界中では300店舗以上、日本では7箇所存在するアップルストア。
元々は「量販店の店員が商品に対して知識不足であり、そのため製品の魅力を十分顧客に伝えることができない」という問題を解決するために作ったとのことです。
また自社直営店を運営することで派生する効果として、
つまり、アップル製品を気兼ねなく買うことができ、なおかつアップル製品について求めている人々が集う場所を現実空間の中で作り出して提供することで、シェアの少ないアップル製品ユーザーの心の隙間を埋める作用もあると考えられますね。
とのことです。
まぁ内容については、さすがにちょっと古いかなぁって気がしないでもないですが、「自社直営店を運営する」ってのは重要ですよね。
2012年にオープン予定の「グラ猫リアル店舗」も、当たり前のことながらグラ猫直営店です。
グラ猫アイテムしか置きませんので、「シェアの少ないグラ猫製品ユーザの心の隙間を埋める作用」があるかもしれませんな。
2)完全な解決策の提供
これは、
「あれもこれもできます」というよりは「これをしたいのだから買ったのだろう?だったらこの通りにすればできるぞ」という一本道シナリオのような感じ。
らしいです。
長いので例示はリンク元にゆずりますが、これは考えるべきものがありますね。
アイテムに多様性を持たせるのではなく、「これにはこれ」「あれにはあれ」みたいな感じでしょうか。
例えばうちの場合、「携帯タバコケース」ってアイテムがあって「携帯電話でもタバコでも入りますよ」みたいなことをオススメしますが、むしろ「携帯ケース」「タバコケース」と作り分け、それぞれに特化した機能を用意するとか、そういう感じなんですかね。
あるいは、「イベントで目立ちたいから買ったんだろう?だったらこの通りにすればできるぞ」って感じで着こなし例をたくさんあげていくべきってことも考えられます。
着こなし例という点では、グラ猫ユーザの方々に着用写真なんかを送ってもらったりしてるので「150サイズのTシャツが着たいから購入を考えているんだろ?だったらこんな感じになるぞ」って意味合いにはなるかなぁ。
ただし、iTune何かでもそうですが、最近のは結構何でもできちゃいますので、あくまで「出発点は」って但し書き付きな気もします。
3)Mac使いはカッコイイというイメージ
グラフィティ★キャットのコンセプトを「かわかっこいいアイテムを日常生活に」と謳ってる以上、「グラ猫アイテム利用者はカッコイイというイメージ」ってのは当然のことでございます。
アイテム自体もさることながら、グラ猫アイテムを最も利用してる我々スタッフも格好良くて当然です。
ましてや「ちゃんちゃんこ」着て作業するようなスタッフはダメだと思います。
今までのように「ほぼ自宅」というような環境で仕事しているわけでなくなるので、清水自身、受けるイメージを意識していきたいと思います。・・・・・できるかな。
4)様々な価格帯の製品展開
Appleのように、さすがに最適な価格を決定することが仕事という会社に依頼
ということまではできませんが、まぁ、価格帯は150円のポストカードから各種様々用意してますので、これはクリアしてるかな。
考え方も結構近くて、うちの場合はイベント販売が多いことから、低年齢層にも楽しんでもらえるような意味合いで、価格の低いアイテムを用意してます。
ついでに言うならば、そういう低価格のアイテム(昔は50円のキーホルダーとかを用意してた)に興味を持った小学生くらいの子供の親御さんが釣られて来店し、ついでに何かを買っていく、という方式を想定してました。
5)乗り換えを困難にする
これはちょっと難しいか。
うちの衣類アイテムの場合、既製品へのプリントですので、いもうとのデザインのみでの勝負となります。
デザインってことになると完全に個人の好みの問題となるため、気持ちが移って当たり前。
いかに「かっこいいよね、グラ猫」と、ずっと言ってもらえる魅力的デザインを作り続けることができるか、そういうのが大切だと思います。
雑貨に関しては「機能性」という面を求めることができるので、そのへんをもう少し徹底してみてもいいかもしれません。
それができれば、「グラ猫、かっこいいし、使い勝手もいいよね」ってことになるのかなぁ。んで、それが乗り換え困難になるのかなぁ。
清水がミシンを覚えて、こういうところに貢献していくべきなのか・・・。
6)各種メディアの絶好のネタになる
この記事では「Appleの秘匿性」について述べています。
徹底した秘密で、新製品発表までその詳細を明らかにせず、ユーザのブログ等で憶測を生ませて話題作りを行う、そんな感じらしいです。
いわゆるバイラルな手法としてよくあるものなのでしょうが、うちの場合はユーザ数も少ないことから当てはめることはでいません。
まぁ、ブログなり何なりに取り上げてもらうには、何かしら面白いことを発信しないとダメだよねぇ。
これはもう何年も考えて続けてるんだけど、これまたなかなか・・・・。
難しいな。
7)教育機関への販売
Appleは昔からこういうの、熱心ですよね。
恐らくWin系の企業レベルでのシェアが大きかったことも関係してるんだと思いますが、特に若い頃にAppleを使い出すと信者になってしまいますねぇ。
教育機関への販売を前提にすると、当然、教育的な要素が必要になるわけですよね。
ドクロで血まみれで教育的要素を持つアイテム・・・・
受け入れられるのか!?・・いあいあ、まずは作ってみることからか。
8)わかりやすい製品を提供する
ここでは、Appleが消費者の求めている事に対して大規模なリサーチを行い、シンプルなデザインを作りだし、そして高い顧客満足度を生み出す、と書かれています。
文面だけで見ると「明瞭・簡単・丈夫=シンブルデザイン=わかりやすい」というニュアンスを受けますが、まぁ、恐らくそうではないのでしょう。
ただ、これも先に挙がってた(2)と関連するかと思いますが、わかりやすいというよりも「使いやすい」と言ったほうがいいのかな。なのでグラ猫で考えると、「シンプルがいい」というわけではなく、見た目でその機能性が理解されて、かつ使いやすいアイテムを提供するべき、ということになるのかな。
(2)と同様、しっかり考えてみたいと思います。
9)不愉快な部分は外部に丸投げ
つまり、「トラブルが発生しやすそうな部分は外部に委託している」ということらしいです。iPhoneなどで、通話サービスに関するクレームは外部企業、生産に関してはまた別の企業といった感じです。
Appleというブランドイメージを維持・アップしていくためにも、極論「Appleはブランドであって、製品とは何の関係もない」ということらしいです。
メンバー自身が雑貨を製作したり、Tシャツをプリントしているグラ猫としては、さすがに実行できない内容です。むしろ責任を持って作ってるって意味合いのほうが強い気がします。
個人的には考えもつかなかった方法ですが、こういうドライな考え方もどっかで導入していくべきなんでしょうねぇ。
10)一貫性
ここではAppleの操作性という点で、「=反復購入に繋がる」ということを指摘されてます。
グラ猫の場合はデザイン面でいもうとのみという一貫性に徹しています。
まぁ、いずれ何らかの変革をせざるを得ないときがくるかもしれませんが、しばらくはこのままで行くつもりです。
11)革新的な使い方の提案
凝り固まったボクの頭では思いつかないけど、これも何かあるはずですよねぇ。
うちで買ってくれたバッグやTシャツに刺繍をしたり(さゆまま)、Tシャツの襟を切ってパンクスタイルにしたり(けいこさん)、缶バッジをスニーカーに付けたり(仲西兄弟)等、こういったお客様から提案されるアイデアをもっともっと採用していかないとダメですよねぇ。
ええ、ヨロシクお願い致します。
12)魅力的であること
製品だけでなく、パッケージ、ユーザーインターフェイス、アイコン、外装等々、Appleは入念にデザインし、顧客を魅了しているそうです。
グラ猫が魅力的であり続けるには、常にそうした情報を発信し続け、具体的に提供していかなければならないと思います。
うちの場合、アイテム以外では、お買い物頂いた際にお渡しする「紙袋」以外、それらしいものを提供していません。
今後店舗オープンを見据えて、パッケージング等にもそういう要素を取り入れていったほうがいいでしょうねぇ。
なんか考えるか。
ただまぁ、うちの場合は少人数ってこともありますので、グラ猫が魅力的であり続けるための工夫として、常に「人間を魅せる」という点を設立当初からの命題にはしております。
このへんももっと力を入れていかないとダメなんでしょうな!
———————–
とりあえずこんな感じ。
記事内容の賛否云々ではなく、あくまで「グラ猫として考えると〜」ということで検討してますのでちょっと無理な部分もありますが、まとめてみると、
- Appleのためだけの店を作った
春にはグラ猫店舗ができる予定 - 完全な解決策の提供
現在のものをさらに深化させる - Mac使いはカッコイイというイメージ
さらにがんばる - 様々な価格帯の製品展開
やってる - 乗り換えを困難にする
がんばる - 各種メディアの絶好のネタになる
がんばる - 教育機関への販売
何か作ってみる - わかりやすい製品を提供する
もう少しよく考える - 不愉快な部分は外部に丸投げ
無理、そのうち - 一貫性
デザインの面ではやってる - 革新的な使い方の提案
もう少しがんばる - 魅力的であること
アイテム以外のところでもう少し考える
って感じかな。
色々と見えてくるので面白いですが、やっぱり実践して何ぼ。
少しずつ、やってきます(多分)。
日時 | 会場 | イベント |
---|---|---|
3月10日(土) 3月11日(日) |
大阪南港ATC | OSAKAアート&てづくりバザール |
4月7日(土) 4月8日(日) |
四日市市諏訪新道「手づくり市」特設会場 | エキサイト四日市バザール |
4月21日(土) | 今城塚古墳(大阪府高槻市) | come*comeはにコット |
・グラ猫本サイト:http://www.graffiti-cat.jp/
・グラ猫ショップ:http://graffiti-cat.ocnk.net/
・ミクシィ内グラ猫コミュ:グラフィティ★キャット
・Facebook内グラ猫ページ:GRAFFITI-CAT
まぁ、そんなとこ。
コメント
対策がしみさんらしくてウケました。
とりあえず、なんとかしよう企画が毎回面白かったので終わってしまうのが哀しいです。
もう一度ゴミ屋敷にしてください。
■ちゅさん
ご安心ください。
もうじき、「ゴミ屋敷 店舗編」がスタートしますので、また衝撃的な画像が飛び出ることになります。
乞うご期待!